海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。おおむね週1回更新でした。当面(記事がある程度貯まるまで)はおおむね月1回の更新です。

名古屋市営地下鉄名城線上前津駅の修悦体

皆さん、「修悦体」ってご存じですか?

 

ja.wikipedia.org

 

佐藤修悦さんという方が、当時、警備員として勤めていた新宿駅や日暮里駅で、道案内のために、ガムテープで作成していた文字です。

かなり即興性が高く、残念ながらPCで使えるようなフォントも出ていないようなのですが、その作成ノウハウは、氏の監修の元で本にもなっているよう。

工事中というごく限られた期間しか目にすることのできない、幻の字体ですが、なんと、その修悦体が、名古屋市営地下鉄名城線上前津駅にあったんです。

 

www.kotsu.city.nagoya.jp

 

上前津駅は、大須商店街の東南の角にある駅で、「電気の街」としての大須へ行く際も、「アニメ・サブカルの街」としての大須へ行く際も、「ファッションの街」としての大須へ行く際も、大変便利な駅です。

 

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ところが、その構内はやや入り組んでおり、出る改札や出口を間違えてしまうと、大須方面へは相当な遠回りを強いられてしまいます。

 

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そんな上前津駅に颯爽と現れた修悦体

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作者は、上前津駅の駅長さん。

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修悦体の一目でわかるわかりやすさや、低予算で作成可能であるという点に注目。

 

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先に挙げた佐藤氏の本を参考に、独学で作られたとのこと*1

 

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やや細めなガムテープ(ビニールテープ?)で作られており、本場の修悦体と比べると、デザイン化控えめで繊細な表現が可能となっているのが特徴。

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こんな大きな作品も。

(訪問:2020年10月)