海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。おおむね週1回更新でした。当面(記事がある程度貯まるまで)はおおむね月1回の更新です。

和歌山市・和歌山城へ

学会参加のため、和歌山大学へ行きました。

 

 

最初、高速バスも考えていたのですが、時間などの関係から、近鉄特急で行くことに。

……何気に近鉄特急は初めてです。以前、大阪から名古屋へ帰る際に近鉄を使ったことはあるのですが、その時は、特急を使わずに普通車オンリーで12時間ぐらい掛けて帰ってきました

 

木曽川橋梁を越え、伊勢中川の1分乗り換えで走り、

 

近鉄なんば駅へ。南海電車へ乗り換えます。

 

近鉄のどの改札を出れば南海電車に乗り換えれるのか、看板が無くて不安でしたが、一度改札を出てしまえば、南海電車の案内がくどいほど出てきて、乗り換え難解ということはありませんでした。

 

マクドナルド南海なんば駅中央改札店でお昼。

 

特急サザンで一路、和歌山大学前へ。

 

和歌山大学の夕暮れ。

懇親会&二次会を経て和歌山市駅近くの宿へ。

 

翌日、和歌山市駅の近くの自販機をふと見ると、こんなものが。

7月豪雨ということは、西日本豪雨ですね。こんな所にまで影響が……。

 

そして南海和歌山市駅。……何もありません。

 

どうも、改築工事をやってるそう。

……やっぱり、2020年なんですね。

 

本当は、和歌山市駅から出るバスを使ってみようと思っていたのですが、本数が少なかったので、普通に南海電車和歌山市駅から和歌山大学前駅へ。

……この風景、首都大学東京みありますね。首都大学東京の場合は、商業施設挟んですぐ奥に大学があるわけですが、和歌山大学はここからバスで山登り。

 

学会2日目の午後、研究部会に行こうかと思ったのですが、久しぶりにお会いした先生との話が盛り上がってしまい、中途半端な時間に。

「遅刻して行ってもなぁ」と思っていたら、研究仲間から「和歌山城行きませんか」とお誘いを受け、2人で和歌山城巡検を敢行することにしました。

 

そんなわけで、和歌山バス市役所前バス停。

このバス停に限らないのですが、和歌山バスのバス停って、こういう「首傾げ」なのが多いみたいで。ちょっとかわいい。

 

周囲には、市役所や郵便局、NTTなど。お城周辺の土地利用の定番って感じですよね。

 

お城の南側には南海和歌山軌道線の保存車両が。……しかし、一部塗装が剥離しており、あまり状態良くなさそう。

 

すぐ近くにはC57も保存されているのですが、一転こちらは今にも動き出しそうなぐらい良い状態。丁度、保存会の人がメンテナンスを行ってらっしゃってました。

……これ、阪和線で動態イケるのでは?

 

更に、C57の横には、陸奥宗光像。……和歌山出身だったんですね。

 

少し離れた場所には、徳川吉宗像も。……尾張の民としては、色々複雑な気持ち。

そういえば、徳川御三家の中で、当主の像が無いのって、尾張徳川家だけでは。名古屋城のすぐ目の前にある像は加藤清正ですし。

 

お城近くの信号機器。景観的にどうなんだろうって感じもするんですが、こういう遊び心いいですよね。

 

和歌山城すぐ近くには、資料館もあるのですが、館内写真撮影NGでした。とても面白い展示が多かったので、いらっしゃった際にはぜひ。

 

それにしても、この和歌山城、いかにもお城って感じでいいですね。名古屋城なんか、木造復元でちょっとモメてますが、和歌山城の場合、規模的にも木造復元イケるのでは。関空近いから外国人観光客も多く見込めるでしょうし。

ねえ、南海さん。

 

和歌山城名物、御橋廊下。屋根付きの橋というのは欧米では、木橋を長持ちさせるためによくあったようですが、日本では珍しいように思います。

それと、橋脚も、普通の橋というよりは、掛け造りみたいな構造ですね。

 

御橋廊下の中は、こんな感じになっています。

外から見ると斜めになっているので、中は階段みたいになっているかと思いきや、フラットな板に滑り止めなのか角材が付けられているような感じ。……これ、足すごく痛いと思うんですけど。

写真は、勾配の上側から下側に向けて撮ったものですが、物凄く長い廊下に見えます。

 

さて、和歌山城は、浅野家から紀州徳川家へ城主が変わっています。それゆえに、浅野家時代に作られた石垣と紀州徳川家時代に作られた(改修された)石垣とでは、石も組み方も大きく異なっています。

 

これは、紀州徳川家時代に作られたもの。

 

まるで江戸城天守台みたいな立派な花崗岩の石垣です。ちなみに、地面に敷かれてる石は、先ほどの南海和歌山軌道線で使われていた敷石だそう。

 

一方、浅野家時代のものがこれ。付近で採れた石で、雨上がりには美しい青色になるそうなんですが、

 

草木も生えまくりのボロボロ……。もはや遺跡です。

 

ラピュタかな?

 

お城の敷地内には小さな動物園が併設されていました。なんと無料。……これって夜中入れるんですかね? クマなんか夜行った方が楽しそう。

 

さて、それでは登っていきましょう。

 

和歌山城は、第二次大戦中に空襲で焼失しており、今は鉄筋コンクリート造の模造天守となっています。

 

本来青い石が茶色に変色してしまっています。空襲の熱で変色したのだそう。

 

中は、多くの模造天守同様に、博物館になっています。

 

郵便保護銃。実物初めて見ました。これのモデルガン欲しい。

 

こういうのって、他の藩でも配布していたのでしょうか。

 

展示解説によると、女性用「かもしれない」陣羽織。

……たしかに、これを着て戦場に立っている女性を想像すると、萌えますね。

 

 よさみ

 

そして、お腹が減ったので、

和歌山ラーメン。古き良き中華そばの正統進化っぽい感じがGood。

 

卓上には、鯖寿司があり、1本100円で食後に精算します。

酒を呑んだ後にはいいかもしれません。

 

和歌山市駅から南海電車なんば駅まで。

和歌山市駅のホームに古レールが使われていたので、銘とか無いか軽く探したのですが、発見できませんでした。残念。

 

南海の特急も、いつか使ってみたいですね。

 

そして、近鉄特急で名古屋へ。

快適な旅でした。

 

 

 

余談。

実は、近鉄特急券って、事前にWebで購入すると大幅に割り引きが効きます。

 

www.ticket.kintetsu.co.jp


これはいいと、auウォレットを使って購入しようとした所、「このカードは使えません」と orz

購入しようと思っていた列車は、名鉄近鉄との乗り換えで手間取ったため乗り逃したので、結果的には買えなくて良かったのではありますが、当日にホームで買おうとしたら、ホームの券売機でも対応していませんでした。

これからauウォレットを活用しようと思っていて、かつ、近鉄特急をよく使うという人は、ご注意を。

 

 

(旅行日:2018年9月22日~23日)

2019年5月12日:リンク切れ修正