海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。おおむね週1回更新でした。当面(記事がある程度貯まるまで)はおおむね月1回の更新です。

ホグズミード駅

f:id:t_miyahara:20220324131556p:plain

各国でコロナに関する規制が徐々に解消されてきましたので、友人と一緒に、ホグズミード駅へ撮り鉄しに行ってきました。いやぁ、行ってみたかったんですよね。

 

f:id:t_miyahara:20220324131705p:plain

かの有名なホグワーツ魔法魔術学校の最寄り駅として知られるホグズミード駅は、ロンドン キングスクロス駅から発車するホグワーツ急行の終着駅です。……が、そもそもホグワーツ急行自体、(日本人の感覚では信じられないことに)年に数本しか運行されていません。

本当は、この手の撮り鉄をする際、現地の鉄道会社にお金を落とす意味も兼ねて、可能な限り鉄道を利用するのが私のスタンスなのですが、運行されていないものはしょうがないので、友人と車で行くことに。

同じような事を考えた人は他にも居たようで、とても可愛らしい車が出迎えてくれました。

 

f:id:t_miyahara:20220324132819p:plain

100年ほど前、アメリカ・ニューヨークで起きた件の事件をきっかけに「魔法」の存在が世界に知られるようになってから、この村は、魔法が秘匿されていた時代の面影を今に遺す村として、一躍観光名所になりました。

私が訪れた日も、各地からの多くの観光客が、古い時代の面影を眺めて楽しんでいます。これで晴れていたらよかったのですが、まあ、イギリスだし。

 

f:id:t_miyahara:20220324133250p:plain

到着した時間が割と遅くなってしまったので、一泊して、撮り鉄は翌日に廻すことに。

日本からの観光客が多いからか、日本語の表記もちらほら見えます。

 

f:id:t_miyahara:20220324133451p:plain

宿屋さんのご飯。日本円で2400円ほど。見た目通りのボリュームで、美味しさも申し分なし。とくにコーンは、塩味が効いていてとても美味しかったです。

同行した友人はフィッシュアンドチップスを注文していました。こっちは日本円で2000円ほどと私が知っているフィッシュアンドチップスより高級な値段でしたが、その値段に見合う量で、味も良かったそう。次来る時があったら、そっちを注文しても良さそう。

 

f:id:t_miyahara:20220324135152p:plain

翌日、いきなりホグズミード駅へ行ってもよかったのですが、せっかくなので、ホグワーツ城ホグワーツ魔法魔術学校)を見学。

古いお城ですが、よくよく見ると、あちらこちら、現代の安全基準に則った改良がされています。これはホグワーツ城に限った話ではないのですが、スプリンクラーとかも上手く隠しつつ設置されてますので、そういう設備を探しながら歩くという楽しみ方もアリかも。まあ、炎をばーっと吹くような魔法もありますから、必要な設備ですわな、そりゃあ。

クィディッチの試合も少しだけ見学しましたが、あまりに選手があちこち飛び回るので、今試合がどうなってるのか把握するだけで一苦労。私みたいなマグルにはなかなか理解が難しいスポーツだと思いました。

 

f:id:t_miyahara:20220324133134p:plain

昼頃、ホグズミード駅へ。ホグワーツ急行が停車していました。

 

f:id:t_miyahara:20220324134247p:plain

年数回の運行と聞いていて乗ったり見たりするのを諦めていたのですが、何か臨時運用でもあったのでしょうか。いずれにせよ、ラッキー。

f:id:t_miyahara:20220324134410p:plain

ホグズミード駅の時刻表&運賃表。

運賃は曜日によって変動するようですが、ロンドンまでは日本円でおおむね1万円ほど。東京~名古屋間の新幹線料金と同じぐらいと考えると、なんとなく感覚を掴みやすいかもしれません。

しかし、こうやって見ると、やっぱそれなりに本数ありそうな雰囲気。イギリスのこの手の表の見方がいまいちよくわかってないので、詳しい人が居たら解説ヨロ(

下部中央には小さな文字で「ホグズミード駅有限会社」の文字が。ヨーロッパにありがちな、鉄道(運行)会社と駅の運営がそれぞれ別会社なあれですね。

 

f:id:t_miyahara:20220324140121p:plain

駅内部。発券窓口と簡単な待合設備があります。

とてもよい雰囲気。

 

f:id:t_miyahara:20220324140320p:plain

魔法が一般世界に知られるようになった1920年代は、自動車(内燃機関)に代表されるような現代的な科学技術が花開いた時代でもありました。

魔法的な技術と科学的な技術の相性は必ずしも良くなく、現在、商品化できている物品のほとんどは、この2つの技術系統のうちどちらかだけが使われています。

 

f:id:t_miyahara:20220324141931p:plain

残念な事に、人間も、この2つの系統に分かれて対立しがちです。魔法使いたちの一部は、マグルに差別的な思想を持っていたりしますし、マグルにも魔法使いに対して差別的な考え方をしている人達がいます。科学者が魔法を使える必要も、魔法使いが科学的である必要も無いとは思いますが、互いに知る努力をしなければ、人類はあっという間に分裂してしまうでしょう。

 

f:id:t_miyahara:20220324142001p:plain

ホグワーツ城を見学した際、魔法の技術で空を飛ぶ椅子に乗せて貰う体験をしましたが、普段あまり魔法的な物品を使っていないマグルからすると、とても奇妙で不安な、ハラハラするような気持ちになりました。そして、魔法使いの人達が飛行機や新幹線に乗った時は、きっと同じように感じるんだろうなぁと思いました。

 

f:id:t_miyahara:20220324142100p:plain

自分達が有している知識体系に沿っていないものに対して、人類は、本能的に恐怖を感じるものです。この手の恐怖は、恐怖の対象を攻撃・排除するのではなく、恐怖の対象を知ることでしか克服できません。知る努力を怠って他者を攻撃するなど、魔法使い・マグルを問わず言語道断なことだと思います。

……ただし、クィディッチ、てめーはマジでわからん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:t_miyahara:20220324142134p:plain

……ん? なんだあれ?

 

 

(訪問:2022年3月 撮影地:大阪・ユニバーサルスタジオジャパン