新城市設楽原歴史資料館は、愛知県新城市の、設楽原決戦場にある郷土資料館です。
……郷土資料館と言うには、取り扱っている内容が日本史的に影響を与えすぎですが。
設楽原歴史資料館がある位置が、設楽原決戦で武田軍が陣を張った場所で、すぐ目の前の川を挟んで反対側が、織田・徳川連合軍の陣地です。
ドラマでは、だだっ広い平原で戦ったイメージが強い設楽原決戦ですが、実際には、物凄く狭い谷(河岸段丘)での戦いだったことに驚くかもしれません
館のすぐ前には岩瀬忠震の像があります。
幕末に開国を主張し、各国との修好通商条約を締結した人物ですが、安政の大獄で失脚し、そのまま失意のうちに亡くなった方です。
館内には、設楽原決戦にまつわる資料、とくに火縄銃が多数展示されています。
ほとんど全ての展示が撮影可能なので、漫画や小説の資料に困っているなら、訪れる価値大です。
館の職員さんが手作りしたんだろうなぁって感じの展示もちらほら。
こういうのって、なんかいいですよね。
(訪問:2022年3月)