海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。おおむね週1回更新でした。当面(記事がある程度貯まるまで)はおおむね月1回の更新です。

povoの「ギガ活」をやってみた

miha.hateblo.jp

povo 2.0続報です。

povo 2.0*1には「月額料金」という概念がありません*2。利用者は、データ容量と利用期限とが決められた「トッピング」を都度都度購入する必要があります。この仕組みのおかげで、povoは、他の通信キャリアではできない販促活動ができるようになっています。

通常、通信キャリアとその他の店舗とが連携した販促活動といえば、購入価格や通信料などに付加するポイントを云々とか、さもなくば、店舗で使えるクーポン券などが考えられます。が、povoの場合、「提携店舗での購入で、トッピング(通信プラン)を無料プレゼント」という、他社では真似が難しい販促ができるのです。

 

povo.jp

おそらくは、povo自体の販促用プロモコードを利用するためのインフラを活用しようという所からアイデアが出てるんだと思います。

まずは、「ギガ活」に登録をします。この登録は1回で充分で、利用店舗毎に登録しないといけないとかそういう面倒な仕様ではないようです*3

ギガ活対応店舗のほとんどは、条件に「au Payでの決済」が付いています。コンビニ(ローソン)や飲食系の店舗の大部分は、500円以上*4何かを買うと、後日、300MB・有効期限3日間のプロモコードがメールで送られてきます。コード入力の期限は、だいたいは、翌月中頃か翌月末のよう。

300MBあると、だいたい半日~1日ほどは持ちます*5。お昼が牛丼屋か王将か丸亀製麺かだったら、上手くすると外食する度にギガ活のプロモコードが送られてくるような状態になります。

スマホを使うのに波があるなら、「今日は使うぞ」って日の、出かける前などにプロモコードを入力して使うと良いんじゃないかと思います。コンスタントに使うなら、プロモコードが届いたらすぐ適用してしまっていいでしょう。むしろすぐ適用してしまった方が、使い忘れなどを防げるでしょう。

 

私は普通、月あたり6GB~10GBほど使うのですが、povoには10GBのトッピングがありません。あるのは3GBか、飛んで20GB。

今回、ギガ活やそのほかのプロモコードを積極的に活用してみたところ、なんと3GB 990円のトッピングで1ヶ月まるっと持ちました。使ったのは、300MBのプロモコード3回分と、24時間使い放題のプロモコード2回分。24時間使い放題のトッピングは330円、1GBのトッピングは390円。

24時間使い放題のプロモコードはpovo 2.0へ変更した際に貰ったものなので、仮にこれを通常のトッピング購入をしていた場合、1650円で1ヶ月使えていた事になります。そもそも10GBのプランが他社含めて限られており、通常なら20GB 2700円を選択するほか無いわけで、それと比べると1000円ほど安く使えた計算になります。

……本当は、1700円ほどで10GB、というトッピングを用意して貰いたい所ですけど。

 

 

 

これ、他社で同種のプロモーションをやろうと考えると、せいぜいが月額通信料の割引という形になると思います。既存の仕組み以外に割引用の仕組みを作る必要がありますし、なかなか難しそう。

一方で、povoの場合は、一定の条件を満たしたらpovo運営の方でプロモコードを発行・有効化してユーザーにメールで投げつけるだけ。多分、povoとして行うプロモーションとかで使う機能をまるっとそのまま流用できるでしょう。

おそらく新規に開発しないといけないのは、対応店舗から対象となる顧客のデータを取ってくる部分だけ*6。後付けだと難しそうですが、最初から仕様に盛り込まれているなら、それなりに現実的な感じには開発楽そう。

povoの「ギガ活」に対抗するのは、他社には、なかなか難しそうです。こういう商売は、一定以上の客にハマれば強い。そういう意味でも、とてもいいサービスだと思います。

 

一方、ギガ活で貰ったプロモコードの管理がしんどいのは、しんどいです。ギガ活をガチでやろうとすると、もうひっきりなしにプロモコードが書かれたメールが届くことになり、きちんと管理しておかないと、一体どのプロモコードを使っててどれを使ってなくて、期限近いのがどれで期限遠いのはどれなのかが、まるでわからなくなります。

私の場合、ToDoリストにpovoの項目を作って、そこで管理しています。最初からアカウントにプロモコードを読み込むだけ読み込んでおいて、任意のタイミングで発動させる、みたいな事ができると便利なんですが……。

あるいは、非公式でもいいのですが、povoのギガ活を管理するためのアプリがあれば、povoユーザーにとっては嬉しいかもしれません。API対応してなくても、単純にToDo管理アプリの延長線上の何かで大丈夫なので、誰か作ってくれないものかしら。

 

 

 

(2022年7月2日18時41分追記)

ギガ活の記事をアップした約1時間後にauUQ通信障害で24時間以上通信不能・不安定になるとかマジで草なんだが。

*1:以下、面倒なので、普通に「povo」と書きます。

*2:音声通話トッピングを除く。

*3:ただ、登録が有効かどうかを確認する方法が無いらしく、また、二回三回と登録してしまう事もできるみたい。当然、プロモコード自体は1回分しか発行されませんけど。

*4:これ、「500円ごとに」ではない点に注意が必要です。1000円購入しても、500円購入しても、プロモコードは1回分しか送られてきません。

*5:1時間ほどの通勤時間の往復でずっとYouTubeの動画を流していると、おおむね300~500MBぐらいになると思います。

*6:あるいは、現地でプロモコードを配布する場合、そのプロモコードを有効化する仕組みだけ。