海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。おおむね週1回更新でした。当面(記事がある程度貯まるまで)はおおむね月1回の更新です。

大阪南港さんふらわあターミナル(アジア太平洋トレードセンター)

九州へ帰省するにあたり、大阪→別府でフェリーさんふらわあを利用することになりました。

 

大阪南港さんふらわあ船場は、大阪府大阪市アジア太平洋トレードセンターのすぐ横に隣接しています。

車で乗船する場合、ATC北交差点を西方向へ進んだ直後の信号つき交差点を左折、続くY字路を右方向へ進むと左手にさんふらわあ船場の看板が見えるかと思います。敷地内に入ると、案内看板やスタッフが駐車位置を誘導してくれます。

以前、阪九フェリーを使った際、乗船場所へ着くのが早すぎたせいでスタッフが誰もおれずまた案内看板もあまり無かったしそもそもフェリーに車で乗るのが初めてだったのでどこに停めればいいかわからなかったのですが、流石はさんふらわあ

 

www.ferry-sunflower.co.jp

 

ちなみに、ダイハツの純正カーナビだと、さんふらわあ乗り場にきちんと案内されません。気を付けないと名門大洋フェリーのターミナルや、とっくに廃止された大阪南港かもめフェリーターミナルの方へ誘導されてしまいます。

アジア太平洋トレードセンターATC)内に乗船手続きを行う窓口があるので、そこを目的地に設定してもいいですけど、ATCの駐車場は有料で、しかもさんふらわあ船場と紛らわしい位置にあります。

ダイハツ純正カーナビを使う場合、一度さんふらわあターミナルの電話番号で検索して、手動で場所を調整するほかありません。

Googleマップを使う場合、「フェリーさんふらわあ 大分(別府)行き フェリーのりば」を目的地に選択すると、車が通行できない入口を通るようなルートになってしまいます。なので、別府行きに乗船する場合であっても、「さんふらわあターミナル(大阪) 第2ターミナル」を目的地として設定しておくと一番都合がいいでしょう*1

……なんとかならんもんですかね、これ。Googleは無料だしアメリカの企業だしまあ仕方ないかなって思うんですが、ダイハツはよりにもよってお膝元じゃないですか……。この程度のクオリティだったら、カーナビなしで注文して後付けすればよかった。

 

大阪南港のさんふらわあフェリーターミナルは、すぐ近くに時間つぶしができるスポットがそれなりにあるのがいい所。ATC内にも色々なお店がありますし、道路を挟んで反対側にはさきしまコスモタワー展望台があり、また車で30分圏内ぐらいには、天保山海遊館ユニバーサルスタジオジャパンなんかもあります。

 

船場の駐車場からATCまでは、かなり広い駐車場をそれなりに歩く事になります。鹿児島志布志行きはもっと離れているため、移動のためのバスが走っています。

ATC内のさんふらわあ乗船窓口。出航時間に関わらず16時から案内開始のよう。

ただし、Webで手続きを行っていて事前にQRコードつきのメールを受け取っている場合、手続き不要で車内で改札→乗船できます。車検証ぐらい出さないといけないかと思ったんですが、申し込み時と違う車に乗ってきてる時とかでなければ不要とのこと。すげぇ。

 

乗船窓口の向かい側には、歴代の大阪別府航路の船の模型が、年表と共に展示されています。

これは、もしかしなくても、以前、別府観光港に展示されていたものですね。別府のターミナルを新しくした際にこっちに持ってきたのでしょう。

 

前述の通り、ATCには色々なお店が並んでいます。とくにダイソーとローソンは、旅先や船上で使うつもりでうっかり自宅に置き忘れてしまったものとかがあったら買うこともできます。便利。

 

とくにガストは、乗船窓口や乗船口のすぐ近くにあって、明らかにさんふらわあの乗船客狙いな立地。

船内での飲食にこだわらないなら、このガストで夕食を食べてしまうという手も普通にアリでしょう。

 

ATC自体は、バブル期に計画・建設された大規模複合施設で、元々はその名前通り、貿易関係の企業が入居することを目的に作られたんだそう。ところが、この時期のこの手の大規模開発あるあるで、あまり経営は上手くいかず、2003年に経営破綻。

お盆期間の週末だったからか、1階はそれなりに人がいたのに、2階3階と上がっていくと人気が一気に無くなり、閑散としたというかまるで廃墟のような雰囲気になっていました。空調もあまり効いていない感じで、ますます「合法的に入れる廃墟」って感じ。

「逃走中」の撮影に丁度良いんじゃないですかね。

 

先のさんふらわあの船舶模型が置いてある一角のすぐ近くにある階段を降りると、こんな感じに外に出ることができます。

 

なんか釣りをしている人や楽器の練習をしている人もいたりして、近隣住民の憩いの場にもなっているみたいです。

 

これから乗る船が目の前に見えます。

丁度、黄昏の中で志布志行きのさんふらわあが出航していきます。

 

 

(訪問:2023年8月)

*1:言うまでもないですが、実際に乗船する場所は大分別府行きの方なので、誘導看板やスタッフの指示に従いましょう。