povo 2.0にしてからだいたい3ヶ月が経ちました。
前の記事の時点ではあまりわかってなかった事も見えてきたので、改めてレビューしてみます。
なお、記事中、別途記載ない場合は、「povo 2.0」を「povo」と表記します。
良かった点
「24時間使い放題」は実質2日間使い放題
率直に、ネ申仕様だと思います。この仕様は、今後とも末永く継続して欲しい。
povoの「トッピング」の中に、「データ使い放題(24時間)」というものがあります。これ、「24時間」という記載になっていますし、購入するとpovoアプリには「残り時間24時間未満」と表示されるのですが、実際のところ、24時間以上データ使い放題を利用できます。
どうも、起点が課金翌日の0時0分になっているようで、たとえば9月4日の朝7時に課金すると、翌5日0時からの24時間、つまり翌々日6日0時まで利用可能。極端な話、4日の0時1分に課金したら、6日0時までの47時間59分、データ使い放題が適用されます。
多分、処理を簡単にするためにこういう仕様になっているんでしょうけれど、翌日早朝から丸一日旅行に行く場合など、慌ただしい早朝に課金する必要が無く、前日にゆっくり手続きできるので、大変ありがたいです。
一泊二日の旅行だと、当日朝に24時間トッピングをしておけば、翌日深夜までOK。これも素直に嬉しい。
#ギガ活は結構便利
大抵の店舗では、500円以上の利用で300MBプレゼントです。たとえば、松屋やすき家で牛丼+αを食べる、丸亀製麺で肉うどん並を1杯頼む、ほっかほっか亭で牛焼肉弁当を買うなどすると、もれなく300MB貰えます。
コード入力後の有効期限は3日間ですが、300MBなんてYouTubeで動画を1時間も見るとすぐ消費されてしまうでしょうから、管理が面倒だという人は、メールでコードが届いたらすぐアプリに入力してしまってもいいかもしれません。
私のおすすめは、餃子の王将。王将ラーメンが丁度500円(税込550円・東海地方)です。ラーメンの気分じゃないなら、税込517円の天津飯でも可。
そして、王将は王将で、500円毎にスタンプが別途溜まります。めちゃくちゃ相性良いと思う。
販売員避けに使える
これは、povoにした最大のメリットかもしれません。
最近、イオンやドン・キホーテなどに行くと、スマホ契約の販売員がわらわら居ます。家電量販店に至っては、家電量販店自体が代理店になっているにも関わらず、その店員とは別にショップから派遣されているらしい販売員が居て、家電屋の入り口に陣取ってたり。
ああいよいよ通信キャリアは儲からない時代になってきてるんだなぁと思いつつスルーしたくなるんですが、「スマホはどこのを使ってますか?」などと声を掛けられて割とウザい。
そんな時、「povoです」って言うと、大抵の販売員は黙ります*1。povoはインターネット専用プランで、店員がアレコレする余地が少ないので、povoユーザーというだけで、この手の販売の対象からはどうも外れるっぽい。ahamoやLINEMOも同様でしょうか?
オンライン専用プランの思わぬ利点ですね。販売員ウザいと思ってるauユーザーは、みんな、povoにすればいいと思います。
悪かった点
テザリングが上手くいかない場合がある?
まだテザリングを試せる機会が無いのですが、どうも、povoはテザリングで問題が起きる場合があるようで。
povo 2.0 テザリングするにはAPNタイプにdefault,dun入れないとだめね。
— sandbag (@sandbag_cola) 2021年10月1日
povoが公式で出している設定情報だけではテザリングの接続が上手くいかない機種があるらしく、その場合、APNタイプを「default,dun」にする必要があるみたい。
通信量を気にするようになった
povoの前はpovo1.0を使っていましたし、その前は、auのフラットプラン20を使っていました。
povo1.0にしてもフラットプラン20にしても、上限は20GBです。私の用法的に月20GBもあれば充分だったので、YouTubeを見ようが何しようが通信料を気にする事は全くありませんでした。用途に対して契約が過剰だったので当然ですね。
ところが、povoでは、足りないと困るし余るともったいなく感じるので、ぼーっと使うことがかなり減りました。
こういう悩みは、自由の代償的な所があるかもしれません。
メールがウザい
思ったより凄い頻度でメールが届きます。povoからのメールは、メーラー側で専用フォルダ作って自動振り分け指定しておくといいと思います。
通信料の請求・領収書がメールで来るのは良いんですけど、ギガ活で貰ったコードを入力した後、そのコードの期限が来ると、たとえ300MB使い切っていたとしても警告のメッセージが来ます。
警告は、「このままだと何も適用されてない状態になりますよ」って時だけにして欲しい。
au PAYのオートチャージが不可に
この仕様が一番納得がいかない。
auはセキュリティー強化を理由として、au、UQ、povo1.0以外を利用しているユーザーのau PAYオートチャージを不可としました。
本当にセキュリティー強化のためなのでしょうか? au本ブランドを利用するよう誘導しているのではないかと勘繰りたくなります。
ギガ活の条件を見ると、povoユーザーにau PAYを使って貰いたいんだと思うのですが、にも関わらずオートチャージ不可というのは、なんだか、アクセルとブレーキを同時に踏んでるような感じに思えます。
*1:「povoです~」って言うと、販売員によって「あっ……(絶句)」ってなったり、「ありがとうございますー!」ですぐ(逃げ去るように)引き下がってくれたり。ちょっと反応が楽しい。