海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。最近は月1回更新ですが、それすらそろそろ危ういかも……。

豊田市平芝坂の上公園の保存車両

あまり知られていないのですが、豊田市平芝町にある平芝坂の上公園には、蒸気機関車と路面電車が静態保存されています。

 

 

側面は開いていますが、立派な屋根があり、後から設置したであろうフェンスで囲まれています。塗装も比較的こまめに塗り直されているようで、静態保存車両の中では、色々と安心して見ることができます。

 

日本国内の保存蒸気をまとめたサイトによると、D51形蒸気機関車849号機は、国鉄浜松工場で製造され、稲沢や多治見など一貫して東海地方で活躍してきた車両のようです。

説明看板の類は、私が訪れた際には見当たりませんでした。

 

腕木式信号機も保存されていますが、こちらは大分色あせてしまっています。

あと、屋根も大分古いもののようなので、これもちょっと気になります。まあ、大分太い鉄骨なので、余程倒れたりしないでしょうけど……。

 

少し離れた所に、名古屋市電も保存されています。

……なぜ名古屋市電が豊田市に?

 

1800型1814号車。

訪問した際は、塗装を直している途中のようでした。

 

名古屋市電は、どうも騒音にとても気を遣っていたようで、この1800型以降の市電は、車輪の一部にゴムを用いるなどして、低騒音になるように色々工夫していたようです。

当時「無音電車」と呼ばれたこの市電の技術は、のちに地下鉄東山線が開通すると、その地下鉄車両にも受け継がれることとなります。

台車の内側方向の車輪側面に、何やら装置が付いていますが、制動力アップのために後年の改造で付けられたドラムブレーキです。

 

この平芝坂の上公園は、元々交通公園だったそうで、これらの保存車両も、交通公園だった頃に設置されて現在に至るよう。

 

豊田市ががんばって維持管理しているのか、それとも何かしらの保存団体があるのか、周辺の学校の鉄道研究会ががんばってるのかわかりませんが、今のところ、きちんとメンテナンスも行われているよう。今後とも、地元住民に愛される形で維持管理されていくことを祈っています。

 

さて、この保存車両たちに会いに行きたくなった方へ、ひとつ注意しなければいけない点があります。

この公園、交通の便が壊滅しています。

 

前提として、平芝坂の上公園には駐車場がありません。コインパーキングの類も、私が調べた限り皆無です。

 

一応、公園のすぐ目の前にはバス停がありますが、1時間に1本ほどしかありません。……コミバスとしては相当がんばってる方ではありますが。

最寄駅は、名鉄の梅坪駅か、愛環の愛環梅坪駅ですが、けっこう距離があるうえに長い坂を上らねばならず、地味にしんどいです。

 

もし、近隣に徒歩・公共交通で来る機会があれば、訪れてみるといいかもしれません。

 

 

 

(訪問:2025年2月)