海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。最近は月1回更新ですが、それすらそろそろ危ういかも……。

名古屋栄の文化財(名古屋栄三越屋上の観覧車)

名古屋栄三越といえば、東海地方の民ならば紙袋を見ただけでひれ伏す名古屋の上流階級御用達の高級百貨店として知られています。小市民の私からすると、一歩足を踏み入れただけで場違い感で押しつぶされそうになるような古き良き百貨店ではありますが、皆さん、三越の屋上って、行った事ありますか?

 

www.mitsukoshi.mistore.jp

 

かつて、多くの百貨店の屋上には、「屋上遊園地」がありました。小規模ながらさまざまな遊具が設置され、親御さんが百貨店での買い物という名の非日常を楽しんでいる間、子供たちもまたこの屋上遊園地で非日常を楽しんでいたものです。

平成以降、こういったミニ遊園地的なものは、様々な理由で消えていき、今や、そもそも屋上は立ち入り禁止だというのが当たり前になってしまいました。

 

現在、名古屋栄三越には、屋上遊園地はありませんが、このように一般のお客さんも屋上には上がれるようになっています。

とても栄とは思えないほど閑散としており、穴場といった雰囲気です。

 

稲荷があります。屋上遊園地が無くなっても綺麗に維持されています。

こういうの、欧米系の外国人がけっこう喜びそう。

 

この稲荷の横を奥の方へと歩いていくと、それがあります。

 

1956年、この名古屋栄三越がまだオリエンタル中村百貨店だった頃、それまで三階建てだった建物が七階にまで増築されました。

 

三階建ての頃も四階に屋上遊園地があったそうですが、七階建てになったことで新たに八階に屋上遊園地が作られることに。

新しい屋上遊園地の設置と共に、新たに設置されたのが、この観覧車だったというわけ。

 

2005年7月まで使用され、2007年に登録有形文化財に指定されました。屋上遊園地に設置される観覧車としては、国内現存最古のものです。

 

リベット打ちかと思ったら、ボルト固定っぽい。まあ、1956年製ならそうか。

なんというか、遊園地の廃墟にでも来たかのようです。いや実際、遊園地の跡地ではあるのですが。

 

一応、屋内遊園地的なゲームセンター的な何かは、現役で稼働しています。子供向けの遊具のほか、太鼓の達人とかありました。

室内の説明書きによると、この屋上だけ、三越ではなくオリエンタルビルという名古屋栄三越の建物の所有者の管轄なのだそう。

 

2005年2月、三越のすぐ近くにサンシャイン栄がオープンしました。今、「栄の観覧車」と言ったら、多くの人はサンシャイン栄の方を想像するでしょう。

たった半年にも満たない期間ではありましたが、「栄の観覧車」が2基あった時代があったのです。

 

 

 

(訪問:2025年3月)