瑞浪市化石博物館へ行った際、こんな動輪を発見しました。
瑞浪市民公園は、瑞浪ICのすぐ裏手にある公園で、園内には、瑞浪市化石博物館や市之瀬廣太記念美術館などがあります。また同地は、戦時中に掘られた地下軍需工場の跡地でもあり、戦争遺構でもあります。
駐車場と公衆トイレとの間辺りに、こんな形で放置されています。
案内もなし。銘板もなし。黒色の塗料は剥げ、所々錆止めの赤色が露出していたり、なんなら錆びたり苔が付いていたり。
この記事を書く前に軽く検索をかけてみたのですが、情報がこのサイトぐらいしか出てきませんでした。少なくとも2006年から同地にこの状態で置かれているようで、しかも別段メンテナンスとかも行われていないようです。
どうも9600形の動輪らしいのですが、浅学な私には、動輪の見分けなんて付かず……。
何やら刻印らしきものがありますが、判読できません。
来歴すらもわからない車輪は、今日も、静かに眠りに就いているのでしょう。
(訪問:2020年10月)