先日、ThinkPad E495を購入しました。
国産のPCであれば、オフィスソフトが付属しているのが当たり前なのですが、そんな島国ローカルルール、世界のThinkPad様には通用しません。て事で、別途、Officeを購入する必要が出てきました。
……いや、実は、どうも確認してみると、MS Officeのライセンスを複数持っているようなのですが、2013なんですよ。もう7年も前のMS Officeです。Wordとかしか使わないのであれば問題無いのですが、私はどうしてもExcel、とくにIFS関数が使いたいんです。IFS関数便利すぎだろ実際。
買い切りのMS Officeを買う事も考えたのですが、時代はサブスクだろうという事で、思い切ってMicrosoft 365(旧 Office365)を契約しました。
Microsoft365のラインナップは、ややわかりにくいのですが、私が今回契約したのは、Microsoft365 Personal(旧Office365 Solo)という個人利用向けのものです。一般消費者向けとはいえ、商用利用権はきちんと付いているようです。
買い切りのMS Officeの場合、バグ修正ぐらいはあると思いますが、新しい機能の追加などは行われません。一方でMicrosoft365は随時、新しい機能が追加されていきます。
また、買い切り版では最大2台までしか使えないのに対し、サブスク版だとダウンロード無制限、同時利用5台までいけます。またサブスク版だと、OneDriveの容量1TB分が付いてきます。あと使う状況を全然想像できませんが、一応、Skypeで毎月60分、世界通話が無料でできるようになるようです。
買い切り版はおおよそ3.8万円。サブスク版は年間1.2万円です*1。ですから、1台で使う場合であっても、3年だけ使うのであれば、サブスク版の方がお得です。3年以上使う場合であっても、私みたいに、MS Officeが付属していないPCを複数台持ってるような人間であれば、まあまあお得になるのでは。
とはいえ、日本では大抵のPCに買い切り版のMS Officeが付属していますので*2、あまり契約している人は多くないようで、それ相応にレビューは少なめ。家電量販店の店員さんも、詳細をよく把握されていない様子。
私の場合、すっかり忘れていたのですが、かつて、Office365を契約していたようです。大昔に更新が切れており、今回これを更新するような形でMicrosoft365を契約しました。
Microsoftアカウントのページへ飛び、それっぽいページへ進み、家電量販店で買ってきたライセンスキーを入力します。この時、私の場合、なぜか「予め、次回更新時に支払いに使うクレジットカードを設定しておけば、1ヶ月分無料になるやで」って表示になったので、唐突だなぁと思いつつ設定しました。一応登録していますが、結局、新しいライセンスキーを買って来れば、それでも更新できるっぽいので、安心(?)です。
こういった諸々の設定が終わった後、「サブスクリプション」からMicrosoft365をインストールします。
既に他のOfficeをインストールしているPCであっても、いちいちアンインストールすることなく、シームレスに導入できます。Wordとかから、「アカウント」→「ライセンスの変更」でMicrosoft365が表示されるはず。で、それを選択するといつの間にかダウンロードされて実効化されてます。
まだ少ししか使っていませんが、やはり、ラグジュアリーな使い心地です。とりあえず、使える素材が多いです。画像素材、人物の立ち絵素材、ステッカーが新たに利用できるようになります。アイコンはOffice2016辺りから使えるようになっていたと思いますが、その数も滅茶苦茶増えています。
ダウンロード台数無制限ですから、Office付属してないPCを買う度に「こいつのオフィスソフトどうしようかしら」と悩む必要も無くなります。あと単純に、入れれば入れるだけお得です。
なにより、今後、色々な機能が真っ先に追加されることになりますので、そういった追加機能も楽しみですね。
さて、タイトルの件。
実は、Microsoft365にはOneDriveの1TB分の容量が付いてきます。
ThinkPad E495を購入してセットアップした時に初めて気付いたのですが、今のWindows10って、デフォルトのマイドキュメントなどの位置をOneDrive内にする事ができるんですよね。私は諸事情で解除してしまいましたが。
この機能を使うと何が便利か。複数台のPCで同じマイドキュメントやデスクトップを共有できるんですね。なんと。
自宅や職場ではデスクトップPCを使って、出先ではノートPCを使う、なんて使い方をしていると、どのデータがどっちのPCに入っていたか混乱するなんて事が往々にしてあると思います。対策としては、作業中のデータをUSBメモリーに入れて使うPCに刺して作業するなどが考えられますが、これはこれで面倒だしセキュアではありません。
そこでOneDriveにマイドキュメントなどの位置を設定しておけば、OneDriveを経由して複数のPCで全く同じ環境にできますので、デスクトップPCで作業したファイルを出先でノートPCで開くみたいな事が簡単にできるようになります。まるで同じPCで作業しているかのように。
ここで、先ほどの1TBの容量です。1TBというのは、ノートPCとしては、割と破格の容量です。SSDで128GBのものも珍しくない中での1TBです。OneDriveをデフォルトのマイドキュメントなどの位置に設定していれば、物理的な二次記憶の容量を気にせずとも、実質、1TBとして使える……かもしれないわけです。使い方によっては。
いやぁ、凄い時代になったもんだ。
もちろん、OneDrive内のデータを閲覧したり編集したりする際、PC内にダウンロードする必要がありますので、それ相応に空き容量が要りますし、ネットに接続してないといけないですし、同期のエラーでデータが変な事になるリスクとかもありますが、普通の事務作業程度であれば、もうこれでいいのでは。