海王丸は、海の貴婦人とも呼ばれる帆船です。
1930年に文部省所管の練習帆船として進水・竣工し、戦時中は石炭の輸送任務、戦後は復員輸送に従事。1955年から1989年まで再び練習帆船として使用されました。
艦これでいくと、龍鳳やゴトランド(ともに1933年進水)より年上。高雄やザラ、夕霧なんかと同じ歳です。
艦内は、使われていた当時のまま保存されており、とても見応えがあります。
近隣に来た際には、ぜひ訪れてみては。
さて、海王丸パークの近くには、富山県営渡船の乗り場があります。
この渡船、富山新港の建設によって分断されてしまった越の潟と堀岡との間を結んでいます。
近年、新湊大橋が架かったことに伴い、利用者は減少の一途だそう。このような、観光用途ではない渡船は、もはや、全国的に見て珍しくなってきているかと思います。
ぶっちゃけ、いつ廃止になってもおかしくない状態だと思いますので、乗りに行くならお早めに。
(旅行日:2012年9月11日)