海ミハ車両区

宮原太聖(Miha)の雑記帳。おおむね週1回更新でした。当面(記事がある程度貯まるまで)はおおむね月1回の更新です。

太田川要塞

鉄道ファンの間で、「要塞」と呼ばれている駅があります。ひとつは、京急の「蒲田要塞」こと京急蒲田駅。そしてもうひとつは、名鉄の「太田川要塞」こと太田川駅

……両者ともコーポレートカラーが赤というのは、何の因果でしょうね。

 

一見すると、ただの高架駅か駅ビルのように見えます。

 

しかし、駅の前後を見ると、ご覧の通りの異様な雰囲気。

そう。この駅は、高架の線路が2階建てになってるんです。上下線(物理)。

 

結果、構内図はこのありさま。1階が改札で、2階に2面4線、3階に1面2線あります。

京急蒲田駅だと、方向別になっていて、たとえば品川方面へ行きたければ2階へ行けばいいですし、品川から来た人は3階で対面乗り換えができます。しかし、太田川駅の場合は、路線別になっていて、対面乗り換えができませんし、名古屋方面行の列車が、2階からも3階からも出発するという、初心者泣かせな状態に。

まあ、京急蒲田駅の場合は、2階3階それぞれ1面3線ですし、片や太田川駅は2階に2面4線あって3階に1面2線ですから、なかなか比べるのは難しいですが。

 

まあ、その結果として、太田川駅には、中3階という、「高架駅の跨線橋」みたいな感じのものがあります。ここからだと、列車の屋上機器をよく観察できるので、結構楽しいです。

日常的に使い勝手が良いかどうかはわかりませんが、鉄ヲタとしては楽しい駅ではあるかなぁと思います。この中3階、もう少し広くして、喫茶店なんか作ったら、そこそこウケたのではとかちょっと思いました。多分、接続待ち合わせとかあるでしょうし。

 

(旅行日:2018年5月31日)