地図で富岡製糸場周辺を見ていたときにふと目に入ったというだけの理由で訪れた群馬県立自然史博物館。思いがけず凄いクオリティーの博物館でした。
まず、玄関では巨大なカブトムシがお出迎え。
カンブリア紀以前を解説する青いゲートを潜り抜けると……。
これ。もう、この遠景を見ただけでどれほど凄い博物館かわかりますよね。
展示手法も物凄く凝っていて、
とてもオシャレ。
なにより舌を巻いたのが、こういった模型。
まるで本当の森を切り取って持ってきたかのよう。
そして、再現した自然の中に、こっそり混ざる剥製。
剥製単体ではなかなかイメージが湧きにくい、生態などがビジュアルとしてとてもよくわかる展示です。すばらしい。
正直、群馬県自然史博物館へ行くまで、「剥製」というものは時代遅れに過ぎる展示手法だと思っていました。だって、剥製にしなくとも動物園へ行けば生きている本物が見れるわけで。そうでなくとも、テレビを点ければ、本当に野生に生きている動物が見れたりするわけで。
しかし、群馬県自然史博物館の剥製の展示を見て、考えが変わりました。群馬県自然史博物館の展示は、剥製ででしかできません。たとえば、写真のように色々な種類の熊を並べて大きさの違いを見るとか、生きてる動物ではまず無理ですよね。
そして、絶滅した動物なんて、それこそ剥製ででしか見ることができません。
もし、関東に住んでいるなら、もし子供がいるなら、ぜひ連れて行ってあげてください。群馬県自然史博物館のクオリティーは、大人も子供もきっと満足させるでしょうし、自然に対する理解を育む情操教育にも最適です。
(旅行日:2018年7月15日~16日)